
ワイヤーで一枚ずつ花びらを形づくり、
そこにマニキュアの膜を張る。
光を受けると、ガラス細工のように透ける小さな花。
私が初めて「マニキュアフラワー」というものを知ったとき、
「こんな花を、自分の手で作れるんだ!!」
と、胸が高鳴ったことを今でも覚えています。
それから何年も経った今。
あのとき夢中になった小さな花は、
ラポリンの「マニキュア花ジュエリー®」へと育ちました。
けれど、最初から今の形が見えていたわけではありません。
たくさん作って、迷って、失敗して。
「私はこの花で、何を作りたいんだろう」
何度も考えた先にたどり着いたのが、
花を作るだけで終わらせず、
大人の女性が美しく身につけられるジュエリーにする
という、今のラポリンにつながる考え方でした。
マニキュアフラワーとの出会い
当時の私は、すでにビーズアクセサリー作家として
活動していました。
ビーズやパール、天然石などを使いながら、
もっと花そのものの瑞々しさを表現できる方法はないだろうかと、
いろいろ探していた頃です。
そんなとき、インターネットで偶然目にしたのがマニキュアフラワーでした。
細いワイヤーで花びらの輪郭を作り、
その中にマニキュアの膜を張る。
ビーズで作る花とはまったく違う、
薄く、透けるようなみずみずしい花びら。
光を通したときの美しさに、一瞬で惹かれました。
「作ってみたい!!」
雷に打たれたようにそう思った私は、
すぐにワイヤーとマニキュアを買いに走り、
独学で作り始めたのでした。
※マニキュアフラワーの技法や制作工程について詳しく知りたい方は、
「マニキュアフラワーとは」のページで詳しくご紹介しています。
▶マニキュア花ジュエリー®について詳しく見る
楽しくて、次々と花を作った日々
最初は、とにかく楽しかったのです。
今日はこの色。
次はこの花。
形を変えたらどうなるだろう。
違うマニキュアを重ねたら、どんな色になるだろう。
小さなワイヤーの枠に膜がすっと張った瞬間は、
今でも制作の中で大好きな瞬間です。
気がつけば、机の上にはたくさんの花。

作っても、作っても、また作りたくなる。
ところが、ある日ふと思いました。
「この花たちを、私はどうしたいんだろう?」

作ること自体は楽しい。
けれど、私はアクセサリー作家です。
花を作ることが目的なのではなく、
この花をどう生かすかまで考えたい。
そこから、私の本当の試行錯誤が始まりました。
「かわいい花」から「身につけたいアクセサリー」へ
最初に作ったマニキュアフラワーアクセサリーは、
とてもシンプルなものでした。


もちろん、そのときはそれが精一杯。
けれど完成した作品を見ながら、
「もっと素敵にできるはず」
と思っている自分がいました。
花そのものがかわいいだけでは、
大人の女性が身につけたときに
美しいアクセサリーになるとは限りません。
花の大きさ。
花びらの角度。
色の濃淡。
パールやビーズとのバランス。
金具とのつながり。
そして実際に耳元や胸元につけたとき、
顔まわりがどう見えるのか。
アクセサリーとして完成させようと思うほど、
考えることは増えていきました。
そこで改めて役に立ったのが、
それまで長年積み重ねてきた
ビーズアクセサリー制作の経験でした。
私だから作れる花のアクセサリーとは
マニキュアフラワーだけで完結させるのではなく、
パールやビーズ、メタルパーツなど、
それまで扱ってきた素材や
アクセサリー制作の技術と組み合わせてみる。
すると、小さな花の表情が一気に変わりました。
かわいらしい「お花」から、
大人の女性が身につけられるジュエリーへ。
そこで初めて、
「私が作りたかったのは、これだったんだ!」
と思えたのです。
そして一つ、自分の中で大切な軸が決まりました。
花を作って終わりにしない。
必ず「身につける人」まで想像して仕立てる。
この考え方は、今も変わっていません。
色まで含めて、その人を美しく見せる

さらに制作を続ける中で、大切になっていったのが「色」です。
同じ赤でも、
少し黄みのある赤。
青みを感じる赤。
透明感のある赤。
深みのある赤。
身につける人によって、顔映りは変わります。
長年パーソナルカラーにも携わってきた経験から、
私はアクセサリーを作品単体だけで見るのではなく、
その人が身につけたときに美しいか
を、とても大切にするようになりました。
だからラポリンでは、
技術だけを学ぶことをゴールにしていません。
色、形、バランス。
そして、その人ならではの感性。
それらが重なって初めて、
「自分らしい作品」
が生まれると考えています。
「マニキュア花ジュエリー®」へ

こうして、
マニキュアフラワーの技法と、
長年培ってきたアクセサリー制作の技術、
さらに色彩の視点を組み合わせながら、
少しずつ今のスタイルが出来上がっていきました。
それが、ラポリンの
「マニキュア花ジュエリー®」
です。
ワイヤーとマニキュアから花を咲かせる。
でも、花を作って終わりではない。
パールやビーズを合わせ、
身につけたときの軽やかさや顔映りまで考え、
一つの「ジュエリー」として仕立てる。
さらにその先には、
作り手自身の好きな花や色、記憶、季節、物語があります。
同じ技法を学んでも、全員が同じ作品になる必要はありません。
むしろ私は、
その人にしか咲かせられない花を作ってほしい
と思っています。
今、私が教えているのは「花の作り方」だけではありません
最初の私は、ただ楽しくて花を作っていました。
それでも十分、幸せでした。
でも長く制作を続けるうちに、
作れることと、自分らしい作品を生み出せることは違う。
と気づきました。
だから現在のマニキュア花ジュエリー®アカデミーでは、
ワイヤーの扱い方や膜の張り方といった基礎技術はもちろん、
色の選び方、
アクセサリーとしての仕立て方、
顔まわりでの見え方、
作品の世界観や表現まで、
段階を追って学んでいただいています。
私が何年もかけて遠回りしながら見つけてきたことを、
今度は生徒さんが自分の作品を育てるための
土台として渡していきたい。
そんな気持ちでレッスンをしています。
小さな花から、自分の世界が始まる
マニキュアフラワーと出会った頃の私は、
まさかこの小さな花が、
自分の仕事や作品の大切な軸になるとは思っていませんでした。
ただ、
「綺麗!自分でも作ってみたい!!」
と思っただけです。
でも、その小さな好奇心を何年も追いかけた先に、
今の私があります。
好きな花。
好きな色。
自分の手から生まれた小さな一輪。
それがアクセサリーになり、
誰かの耳元や胸元で光をまとったとき、
ものづくりは、単なる趣味を超えて
「自分を表現するもの」に変わっていきます。
もし今、
「何か夢中になれるものを見つけたい」
「自分にしか作れない作品を作ってみたい」
「いつか、自分の作品を誰かに届けてみたい」
そんな気持ちが少しでもあるのなら。
最初の一輪が、
これからのあなたにつながる花になるかもしれません。
【本格的に学びたい方へ】

ラポリンでは、基礎技術だけでなく、
色彩・デザイン・アクセサリーとしての完成度、
そして自分らしい作品表現まで段階的に学びます。




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